楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

部長にオタバレした結果。

もう先月の話になります。うちの会社の部長に、伊野尾担だとオタバレ致しました。(さらっと書きましたが、属性が隠れオタクなんで自分としてはかなりの出来事です) そもそもは、部長が今度飲みに行くという人ととても話したかったのです。退職してしまった先輩で、V6兄さんの熱烈なファンであり、中でも坂本くんが好きだと公言していたジャニオタ先輩。遠征にお金がかかって大変だという話を良く聞いていましたが、当時の私の反応と言えば、「最近ぜっんぜんジャニーズ分からなくて。あ、V6は分かります。トニセン、カミセンに分かれているんですよね。でも、平成ジャンプですか、小さい子が沢山いる。あの辺になると子ども過ぎて全然覚えられないですよ。」みたいな感じでした。ジャニーズにハマる気持ち全然分からないと思ってましたよね。おーい!そこから何年かしたら、人生変わってるぞー。その平成なんちゃらに所属している子のこと、日がな一日考えて過ごしてるぞー。

当時、まったく会話にならなかったジャニオタ話、今なら先輩と出来るワタシに生まれ変わりましたよ!V担さんと話したいんだ! このオタク、部長に私も会いたいですと頼み込みました。そして、激務の部長のスケジュールがうまく都合ついた5月某日。このオタクはカバンに雑誌の切り抜きを忍ばせました。テレビ情報誌に載っていたトニセンの皆さんをわざわざクリアファイルにおさめ、折れたりしないようにしたものです。待ち合わせ場所で久しぶりの再会を喜びあい、お店に向かう道すがら、カバンから早速くだんの切り抜きをちらつかせました。「先輩、実は今日はこういう話もしたいんです。最近どっぷり沼にハマりまして。あ、後輩グループなんですけど。」喜んでくれる先輩。しかし、本日の飲み会、先輩と二人なのではなく、部長と先輩の飲み会にこのオタクが無理やり混ざり込んでいるのですから、部長ともお話ししなくてはいけません。お店に着くと、お互いの近況だの仕事の話だの共通の知人の話だの、オタクからしたら少しどうでも良い話が続き、ふと話がとぎれたその時です。先ほどちらつかせた切り抜きを出し「もし既に持っている記事でなければもらってやって下さい」と先輩に渡し、「坂本くん、今度トニー賞授賞式の中継番組に出るんですよね。」と切り出しました。よし、ここから始まる怒涛のジャニオタトーク。ちょうど部長が仕事の電話で席を外したこともあって盛り上がりまくります。「へぇ、詳しいねぇ。それはそうと、誰にハマったの?」待ってましたーー! 「JUMP の伊野尾くんです」「へぇそうなんだ!」そこへ帰ってくる部長。もう、部長にも言っちゃえ。巻き込んでしまえ。そもそも、3人で飲む時点で覚悟してたよね。「実は私も、先輩と同じ趣味にハマったんです。もう毎日楽しくて!(少しお酒もまわって、超ニコニコで訴えた記憶)」「あはは、それは意外だね。へぇーいつの間にねぇ。で、誰が好きなの?」「部長、朝、出社前にテレビをご覧になりますか。」「何となく見てるよ。めざましテレビとか。」なんですと!Eちゃんより話が早いのではないか?先輩も「え?笑」とニヤニヤしてオタクの方を見てきます。「部長!それに出てます、めざましテレビに!」「え、伊野尾慧くん?」え、部長、フルネームでお分かりになる?「そうです!でも、誰にも内緒にして下さい!」

という訳で、ワタクシ、会社のみんなには内緒の、部長と二人だけの秘密を持つことと相成りました(←語弊)

先輩とは「先輩は、やっぱり今でも坂本くんが一番好きなんですか?」「いや、V6全部かな、というか事務所全部、最近は社長も好き。」「先輩、ヒロム担ですね!」とか、年明けの舞台のグッズであるところの「イノちゃんマンカップ」の話で、「いのおって検索するといのちゃんも引っかかってくるんですけど、そうすると当然イノちゃんカップもなんですよ。お陰でちょっと詳しくなりました 笑」「イノッチがウザくてごめんね 笑」「いえいえ!あれ、めっちゃ和むデザインですよね」「うん、会社のデスクに置いて癒やしを求めてるよ」みたいな会話が出来て満足でした。出来れば、遠征の話、現場の話など、ジャニオタの先輩ならではの話を詳しく聞いてみたかったのですが、そこまでの時間もなく。また、機会あったら会ってお話ししたいものです。

で、毎日顔を合わせる部長ですが、ワタシが伊野尾担であることには、その飲み会以来本当に一言も触れず、今日まで過ごしてきたのです。しかしながら今日。部長から、タイトルからどーかしてる一通のメールが。

件名「めざまし(木曜)の彼の件」


へ? カイリに「好き。…でした。」って言われたときの操さんくらい、「へ?」ってなりましたよ。ぶ、ぶ部長、何の話ですか!

メールを開けると、「今朝のめざましでKeiくんが、コルビュジエについて熱心に語っていた。良く知っているんだな。さすがと感心した。将来はキャスターなども目指していて、今は適性をはかっているのだろうか。あ、ちゃんとみんなに内緒にしています。」というような意味のことが書いてあります。驚きと喜びに包まれたオタクは、ものすごい勢いでファンではない部長からこうやって感想を聞くのが凄く嬉しいこと、キャスターはどうだろうか。彼は大泉洋さんの大ファンなので、将来の展望としてはかっちりとしたキャスターよりも、同じ建築がらみでも「ぶらり建築の旅」みたいなものを目指しているかもしれない。そもそも、毎週土曜8時から、NHK第一で生放送のラジオをやっているが、しょっちゅう噛んでいます(←さり気なく宣伝をぶっこむ)、というようなことを返信しました。

それに対しての返信。「最近、ちょっと彼、気になるんだよね」

なんですと!部長ー!今、なんと!なんとおっしゃいましたか! 以下オタクからの返信。「とても嬉しいです。ありがとうございます。↓以下ダイレクトマーケティングです。読み流し可。①建築系(バクモンなど)②お笑い系(しゃべくり007など)③お芝居系(「そして、誰もいなくなった」「ドクターX」など④可愛い系(志村どうぶつ園など⑤歌  いつでもお貸しいたします。」送信。

返信がとにかく熱を帯び過ぎていて、自分のヤバさを感じました。長年の友人Eちゃんより、もしかしたら部長のほうが沼に引きずり込める可能性? いや、さすがにそこまでは無理でしょうが、「最近気になる」とまで言ってくれたのは有難いし、伊野尾さん凄いな!ちなみに、部長はマジ激務でマジメなので、こんなメールを送ってくること自体が異例中の異例なのです。もちろん、ワタシが誰にも内緒にしてくれ、と頼んだので、本来なら普通に「今朝のめざましの伊野尾くんには感心したよ」とさらっと話して終わるところだったのが、メールになったのだろうとは思います。しかし、一つ着目したい。部長、「Keiくん」て書いてるんですよ。なんだか…愛を感じます。やっぱり、ハマってきてますか、部長!そして、このオタクは次にどんな手をうったらいいんでしょう。あんまり、押すのもよくない気がします。しかし、ジワジワと確実に追い詰めたい気もします。部長、狙われてます!笑。


というわけで、昨日の新企画が、伊野尾担以外の一般の方々に好評だったのは周知のところかと思いますが、身近なところにも良い例がありましたという話でした。だって、昨日の「学校にいっとけい!!」がかなり部長に刺さったから、オタバレしてから1カ月以上も経った今、わざわざ感想メールを送ってくれた訳で。いや、だって部長、普段そんなことしないですもん。伊野尾さん凄いよ。そしてもちろん、このオタクは大喜びでしたよ。未だに、コクーンタワー前での伊野尾さんの建築トークを早送りにされたことを恨んでいるオタクですが、昨日のアレで許す!「建築仕事欲しいよね。オタクみ溢れる伊野尾さんを見たいから。」という記事を書いていた昨年の私よ。一生懸命建築雑誌を調べまくって、しばらくWeb広告が建築絡みだったよねぇ 笑。一年後をお楽しみに。


あと、これだけは書いておきたい。

「その今まで紙の平面だったものが、リアルのスケール感で見られるのは、感動するよ」

何故伊野尾さんがこんなに建築が好きなのか、伺い知れる気がした一言でした。