楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

間近に迫った知念くんの誕生日に寄せて。

今年の秋「世界体操」の事前番組として深夜に放送されていた「知念侑李の全力!世界体操」ご覧になりましたでしょうか。CM削ったらなんと2分というミニミニ番組だったのですが、知念さんスゲェ…となるわ、可愛いわ、かっこいいわ、知的だわ、何より努力の跡を見せずにさらりとこなす知念くんを改めて尊敬してしまいました。大事にタイトルつけ直して編集し、バックアップ取ったのは言うまでもありません。

しかし、確かに知念くんがすごいなんて今に始まったことではありません。あんなにあんなに可愛くて、それだけで奇跡的なのに、身体能力がすごい。まだ幼い頃は、何かと言えばクルクル回転する役割を与えられ、このままでは一発屋で終わると心配だったと「いたジャン」エンディングのトークコーナーでさらっと触れたこともある知念くん。無事、デビュー出来て良かった!まぁこの可愛らしさと才能の塊を見逃すようなジャニーさんなわけありませんけどね。

昨年、映画「金メダル男」の宣伝で出ていたテレビ誌で、またさらっと二人一役(少年〜青年期を知念くん、青年期〜中年期以降を内村さんが演じている)なので、内村さんに合わせて全ての動作を右利きとして演じた、と内村さんから明かされていた時には驚きました。しかもこの映画って一番になりたくて、あらゆることに挑戦する話なんですよ。つまり、日常動作だけでなく各種スポーツを始めとしてあらゆる動作を右利きとしてやり遂げないといけないんです。撮影時の知念くん、もう成人です。かなり大変なことじゃないか?でも、宣伝時にそれは少しもアピールポイントとして使われることもなく、ちらっと紹介されたのみ。知念くんも「出来て当たり前」のことのようにさらっと流していて、苦労話は全然ありませんでした。

そう言えば、「いたジャン」で「イルカに乗って写真撮影」なんてウルトラCこなした時も、たった3回目でイルカを乗りこなしてしまいました。これ、番組の作り方によっては、また乗る人によっては、これだけで番組作れてしまうくらいの内容です。「ついに乗ることに成功!イルカと気持ちが通じあった瞬間!」なんてね。でも、そこは出来て当たり前くらいの前提で番組が出来てしまっている。この回でいのちゃんは何しているかと言うと、顔の前で風船割られる瞬間を頑張っています。求められるスキルの差が違い過ぎる。伊野尾さんは伊野尾さんで普段「うわぁすごい!」って評価されにくい一見地味な場所でのスキルを着々と上げているんですけどね(例:生放送の情報番組の中、限られた尺で、その場に相応しい表情と声で伊野尾さんらしい言葉でコメントを挟む←秒単位の調整が必要、など)。

さらに、昨年のコンサート「DEAR.」のソロアングルの話になります。伊野尾担が伊野尾さんアングルを楽しむのは当然として、実はもっとも虜になったのは知念くんアングルでした。このオタク、ダンスの何たるかなんて全く分かりません。知識ゼロ、勿論経験ゼロ。でも、そんなダンス素人、知念くんのダンスは、見ていて感覚的に気持ち良くてゾクゾクするんです。あるべき時にあるべき場所に振りが動く。止まるべきところにピタリと止まってハマる。顔を動かすといったちょっとした動作すら、一連の音とリズムの中のここでしかない場所におさめられている。ピタリピタリとツボをおさえられていくような快感。

このダンスが踊れるようになるために、勿論凄まじい練習がされていない訳がありません。「ビバナイ」で、「体幹ブレない」と歌われている知念くん。休みの日はだいたいベッドの上、などと本人は言っていますが、その体幹だって、ノートレーニングで維持出来る筈はないと睨んでいます。努力を人に悟られるのが苦手な人と言えば伊野尾さんですが、知念くんも努力を見せないという事においては、かなりのものではないか。

そして「忍びの国」、「坂道のアポロン」、「未成年だけどコドモじゃない」と映画のお仕事が続く2017年。ビジュアルにも磨きがかかって来ました。知念くんが「知念さん」化している。最初にそう感じたのは、「忍びの国」ジャパンプレミアの様子がTVで紹介された時でした。いつもの可愛い知念くんの姿を大勢の出演者の中から探すも見つからない?一瞬のちに目に飛び込んで来たのは、美しくもキリリとした男性。これが、知念くんですと?ワタシの知っている知念くんじゃないぞ。髪型のせいもあるな、とその時は浅はかにも思いました。そして、次に目にした「知念さん」は7/26に発売された「anan」の表紙でした。左下に座ってこちらを見上げる彼は、今度こそ本当に見た事のない知念さんでした。別人ではないかとすら思いました。いつもは女の子と見紛うような少年めいた頬はシャープな線を描き、見上げる瞳は強くも儚くもなく、大人の熱量でツヤツヤとこちらを見つめてくるのです。知らない知らない、こんな知念さんは知らないよ、と動揺しているとその2日後発売された「with」。JUMP特集かつ写真が異なるミニサイズ版もあった訳ですが、知念くんのページを開いて息を呑みました。そこには清潔で柔らかくいる少年が一枚の絵のように写し出されていたから。2日前見た知念さんとは、別人でした。

徐々に公開される「みせこど」と「アポロンの坂道」のビジュアルも、またそれぞれ別人のようです。裕福なお家に生まれ育ちキラキラとして強気なリンリン。ヒロインに離婚を迫るその姿に、「anan」で見せてくれた大人の彼を見ました。一方で「アポロン」では、黒縁眼鏡をかけ長くややボサボサの黒髪。内気な高校生・薫は、端正ながらもやや偏屈な雰囲気すら漂わせるまた別人。この彼も、可愛らしいJUMPのマスコットのようなちねたんではありませんでした。なのに、10月14日の「いたジャン」では、イマジナリーフレンドに扮して二次元から飛び出したかのようなファンタジックな格好をして、それが似合うといったらない。先日11月25日放送の「いたジャン」で伊野尾さんも同様の格好をしていて確かに可愛かったけれども、それでもこのメロメロ伊野尾担をしても、知念くんの似合い方には敵わないと思ったものです。(但しこの回の伊野尾さんには、企画はどうあれ素敵なところがたくさんあり、そんな姿を見せてくれた自担に感謝しています。)

そして、今年の知念くんと言えば忘れてはいけないのが、うるじゃんの「JUMP TOP3」と、いたジャンの「コレダレ・ドンピシャーナ」。知念くんの手にかかった途端に、高度な心理戦、推理合戦となったあの愉しさ。知念くんのおかげでこれらの企画が大好きなものになったと言って過言ではありません。(ただし、両方とも圭人くんの存在もかなり効いているし、ドンピシャーナでは光くんが飛び道具的に面白い。) 

知念くんが元々持っていた可愛らしさと身体的な天才性に加え、この2017年、23歳は、引き出しがどんどん増えていっているのを感じます。JUMPから離れ、ジャニーズの先輩もいない中、一人でカナダまで行った「世界体操」、ジャニーズ内の共演とは言え、先輩の立場となった「みせこど」、一人で看板を背負うこととなったハウス食品バーモントカレー」のCM。ここに挙げていないものも含めて、あらゆる経験が、知念くんをビックリするほど進化させていったのだな、としみじみ思います。

23歳の知念くんは、新しい顔をいくつも見せて、ドキドキさせてくれました。また、知念くんが元々持っていた魅力にこのオタクが気が付いた年でもありました。

明後日、11月30日に24歳となる知念くん。また新たな知念くんといつもの知念くん、両方を見せて下さい。個人的には、2018年3月、「坂道のアポロン」公開宣伝時期に、小松菜奈さん中川大志くんと共に、お洒落雑誌を席巻してくれますように、などと考えてしまっています。「NYLON」「装苑」辺りとても期待してるんですけど、どうでしょうか。

少し早いですが、知念くんの誕生日に寄せて。お誕生日おめでとうございます。