楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

「そし誰」最終話。

え、ちょっと待って、え?ってなりませんでしたか?あまりにもあっさり終わってエンドロールもないの?嘘。って状態で、もしかして、CMの後何かある?ってなって、そのまま「ガキの使い」まで見てしまったではないか。浜ちゃんが、りゅうちぇるに似合う服を探しに行ったところまで見て、ハッと我に返った次第です。はぁー、茫然とし過ぎてて、今夜はもう、ロクな事も書けない気がします。いろいろ、疑問点いっぱいあるんですが、一番は、伊野尾担的に一番気になるところ。瑛治くん、本当に死んでる?脚本家さん「明日、ですね。明日、いったん、終わります。」って言ってたらしいじゃないですか。いったん、てなんだよー!なんか続くの?それにしては、特に何か告知があった訳でも何でもなく、あっさり終わりましたよ?死体がない。シャツを脱いでお母さんにかけてある。あの出血量ではって新一さんは言うけど、そこまで出血してなかったように思います。ってまぁ、そう信じたいだけなんですが。続編、あったらいいなぁー!


まぁ、それはいったん置いておいて。そして、あらゆる謎が謎のままだったりすることも置いておいて。

旧藤堂家での、藤原竜也黒木瞳、伊野尾慧三人での芝居は、ドラマというより演劇を見ているようではありませんでしたか。母を巡る血の繋がらない兄弟が生死をかけて対峙している。しかも、その憎しみはあくまで一方通行なのです。そんな場面を演じる伊野尾慧という役者。シェイクスピアの一場面かと思うほどでした。身贔屓?あるいはそうなのかもしれません。でも、この芝居の1幕を見られて嬉しくてしょうがない。こんな声が出せるんだ。こんな表情出来るんだ。これほど心がねじ曲がってしまった人間を演じながら、美しく見せることが出来るんだ、と惚れ惚れとして見てしまいました。藤原竜也さんから、物凄いものを吸収したに違いないと思わせる伊野尾慧がそこにいました。シェイクスピア。藤原さんが、お酒を飲んだら必ず演技論になりそして出てくるシェイクスピアの話。その薫陶を受けたのではないか、というのは言い過ぎでしょうか。私事ですが、演劇にハマっていた時期があって、まあそれだからって何を語れるでもないのですが(TPTってご存知でしょうか)、その頃劇場で味わった興奮をまさかテレビドラマで味わうことが出来るとは、という気持ちです。旧藤堂家のシーンは、これから何度も見返してしまう所存。伊野尾さん、本当にいい役をもらって、そしてそれを自分のものにしましたね。ストーリーや細かいディテールについては、突っ込みどころ沢山なのですが、でも「そし誰」スタッフさんには感謝しかありません。本当にいい役をありがとうございます。これから、伊野尾さんの演技仕事、増えますように。やればやる程、良い役者さんになりそうですよ。そしてこの「そし誰」は、後年伊野尾さんの歴史を振り返った時に、欠くことの出来ない作品になったかと思います。

あー今夜寝付けるかな…。皆さん寝付けそうですか。