楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

ジャニーズとクイズ番組。〜2018年4月度〜

もはや5月も半ば過ぎなんですけど、2018年4月度のクイズ番組の話をさせていただきたい。4月は早々に「Qさま!」に伊野尾さんの出演があり、レギュラーではないお仕事を急に取ってきた自担に拍手喝采でした。伊野尾さんは、特にクイズが突出して得意というキャラではなかったはずですし、番宣もない。なのに急に来た。訳がわからんけど、エラいぞ!伊野尾さん!と有り難く録画し、何度も見返しさせていただきました。うん、まあここまでは伊野尾担なら当然取るであろう行動です。けれど、伊野尾さんとクイズ番組、のことが頭にあったこのオタク、続いてこんな番組も録画いたしました。


●4/5「ザ・タイムショック最強クイズ王決定戦SP」何故これかと言いますと、Snow Man の阿部ちゃんこと阿部亮平くん目当てです。彼が、理系インテリジャニーズ(気象予報士の子)で最近はクイズ番組でも活躍し始めているという噂を聞いてどれどれという軽い気持ちでした。理系インテリジャニーズのパイオニアが伊野尾さんなら、その系譜を継いでいる子が気になるのは人情というもの。とは言え、「Snow Man」所属で、この春上智大の大学院(理工学研究科)を卒業して、数年前には気象予報士の資格取っていて、滝沢歌舞伎などでロビーに「あべちゃんの天気予報」という手書きの掲示をしたりしている子。顔はわかる、以上。という、うっすい知識でした。そんなに知っている訳ではないけど、頑張るんだよー(^o^)と見始めると何と対戦相手が、かの東大リケジョ菊川怜さん。いきなり強敵。対戦種目が理科。問題は割と基本的なものが多いのですが、とにかくどんどんどんどん答えていかなくてはいけないのがタイムショック。それをテキパキと答えて、菊川さんとドローになって延長戦になった阿部ちゃん。1問目は菊川さんに取られ、厳しいか、ここまでか、と思ったその時に出た設問がこれです。

「ロシア東部にあるベーリング海オホーツク海をへだてる半島はなに?」

このオタク、咄嗟にわかんなかったよね。理科というよりは地理。これを間髪いれず「カムチャツカ半島」との回答をした阿部ちゃんは、かっこよかった。そして、ガッツポーズをちょっとしたりして可愛く爽やかに笑う姿は嫌味がない。素直に手を上げて嬉しそうに喜んでるよ。勝利して、回答席から降りてきた彼は、こちらへどうぞと言われて、なんと、くるりとバク転を決めてでもカメラを見失ってしまうんですよ。その瞬間、他のカメラがちゃんと追ってくれるのですが、本来のカメラマンさんも映ってしまい、その口元は緩んで笑顔。初々しく、そして、ジャニーズ知らない人からしたらジャニーズの象徴の一つのようなバク転を決めてジャニーズらしさもアピール。きっと、全く彼を知らない人にも、ジャニーズに賢い子がいるのねぇと印象付けたのではないかと思います。そして、テレビって「キャラが分かりやすい」タレントを重宝しますよね。「ジャニーズなのに、理系院卒で賢い」「インテリキャラなのに、ジャニーズらしく、アクロバットが得意」で「アイドルらしく爽やか」。これは使いやすいだろうなぁ。


そして、続くジャニーズとクイズが関わる番組。


●4/11「Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか?!」セクゾくんの地上波初冠番組だそうで、でもそんなことは置いておいても内容が楽しそうだと言うので録画しておりました。メンバーそれぞれかなりハードなことに挑戦するのですが、セクゾの兄貴風磨くんと、末っ子高身長天使マリウスくんコンビが東大クイズ研究会の合宿に参加というところで、ここでもジャニーズとクイズについて考えることになりました。風磨くんは慶應大卒。マリウスくんは、元々日独英の3ヶ国語話せる上に、昨年はハーバード大が行なっている短期プログラムに参加するなど、インテリキャライメージがあります。当然のように過去にはクイズ番組にも呼ばれているのですが、二人とも惨憺たる結果だったらしい。この番組ではネット上の批判を例に挙げていましたが、言われようがそりゃもうヒドイ。二人は、以来クイズ番組がトラウマになってしまったというところから始まります。二人は東大クイズ研の強化合宿に放り込まれ、ベタ問という頻出問題を丸暗記することになるのですが、この量がテレビ的に大変に良い絵になる量。電話帳とか広辞苑とかの厚さで例えようとしたのですが、2つとも今の若者のおうちにはないね?そうさなぁWiNKUP1年分積み重ねたくらいかな。それをとにかく覚えまくる姿は、過去問を解きまくる受験生のよう。テレビ的な演出でしょうが、顔を洗っている最中も泡だらけの顔で突然クイズに答えさせられる、寝起きドッキリでクイズ出される、など寝ても覚めてもクイズクイズな合宿。ご飯のオカズも、早押しクイズで1抜けした順に良いものを選ぶ事が出来て、1番だとステーキだけどビリだとオカズが福神漬のみ 笑。(東大クイズ研にいきなり勝てる訳ないので、気の毒にマリちゃん福神漬)そんな中、ただ問題の答えが分かるだけでは、早押しに勝てないことが分かってきます。問題のこの文字まで読まれたら、この答えしかない!という確定ポイントを覚えなくてはいけない。競技カルタでいう「決まり字」みたいな感じですね。(マッケン君が出ていた映画「ちはやふる」ご参照頂くと分かりやすい) 特訓を重ねた二人は、やくみつる(数々のタイトルを獲得しているクイズ王)さんにギリギリ勝つことが出来、「これは職場を荒らされると思うね〜今後」とのコメントをもらっていました。風マリちゃんたち、これからクイズ番組界に進出するかな?


Qさま!」とこの2番組を見て、ジャニーズ以外の出演者の方も見ていて、あまり映らなかったり活躍出来なかったりする方もいるのを見ていると、知識が豊富というだけではクイズ番組業界生き残るのは難しいのだろうな、と思ったりもしました。更に、確定ポイントを覚えるなんて、クイズに特化した訓練しないといけないですよね。そんな中、活躍の場としてクイズ番組を選ぶのは、本業が歌とダンスということを考えると得策なのかどうか。

でも、ジャニーズの強みの一つは露出が多いこと。人気ある→露出増→更に人気というサイクルにのったら強い。嵐兄さんの人気が強いのは、そうして露出多いことで新たにファンを獲得し続けているというのもあると思います。知らなければファンになりようもないですから。そう思うと、特にまだデビュー組ではない阿部くんは、「クイズ番組で頑張ってるジャニーズの子」として名を売ってくるのは、良い策ですよね。実は、阿部くんは昨年「世界遺産検定2級」も取得しているそうなんです。ガチガチの理系イメージに、文系資格を付け足してくるこの感じ。出来る子過ぎじゃない?。クイズ番組に出演する際にも、良い肩書きになりますね。そして、タイムショックで随所でアルファベットのZを思わせるハンドサインをしてくるのが気になり、いろいろ調べたところ、これはSnow Man のオリジナル曲「ZIG ZAG LOVE」の振付から来ているらしい。抜かりないー!ファンは「あ、阿部ちゃん、ZZLやってる」と嬉しくなるでしょうし、ジャニオタかじってるこのオタクのような人間がつい調べたりするということで、グループに還元すること間違いなし。


さて、肝心の伊野尾さんです。伊野尾さんの「Qさま!」はどうだったのか。まず紹介のされ方が「明治大建築学科卒 インテリジャニーズ Hey!Say!JUMP伊野尾慧」。インテリジャニーズの文字が黄色くなって強調されています。1問目でいきなり正答を出し、「確か源氏池と平家池があって」と言い出す伊野尾さんに、解説VTRも「そう、伊野尾くんの言う通り、源氏池と平家池が…」と優しい対応。そのナレーションがまるで伊野尾くん良く出来ましたねぇと微笑む先生のようでほっこり。そして、牛久大仏を正答した時の伊野尾さんこそ、建築アイドルの面目躍如!「大学の授業で出てきて、高層ビル建築と同じ方法で作られてる」へぇーって思いますよね。ただ、知っているというだけでなく、大学で学んだことが活きていることが丸分かり。ちゃんと勉強してきたのね、と視聴者に印象付けています。ダメ押しにゲスト席から「建築学科卒だもんね」と感心する声が上がっているところも拾われているのです。この後も桜島など様々正答を出す伊野尾さんですが、この牛久大仏の時の、回答スピードと答えが出せた理由が一番カッコ良く印象的でした。

そしてなんといっても、正答を出すたびに「マエヲムケ」のMVがバックに流れるのです。映像付きで。めざましテレビメレンゲでもちょいちょいBGMにJUMPの曲を使って頂いていますが、映像付きはすごくないか。クルクル回る大ちゃんが映ってるよ!(何故、伊野尾さんのシーンではなく大ちゃんチョイスだったのかは、興味深いのでスタッフさんに聞いてみたいところ) このオタクが沼に落っこちた頃、伊野尾さんは色んな雑誌で「グループに還元したい」と繰り返し語っており、ジャニオタとしてまっさらな脳みそに、この人はグループに還元したい、メンバーやファンに恩返ししたい人なんだなと刷り込まれた訳なんですが、例えばこういうところでも、グループ還元出来ていますよね。有言実行出来てるよ!

Qさま!」出演にあたって、①建築アイドルとして視聴者に印象付ける②グループの宣伝に一役かう この2つの効果があったと思うのですが、オタク的にもう一つ特筆するなら、クイズ的には敗退してしまって見守るだけの席に移ってからも、前列真ん中という非常に良い席に座らせてもらっており、しょっちゅう抜かれているどころか、海外の歌手が答えの問題で、正解を出したのは他の出演者だったにもかかわらず、曲に合わせて歌う伊野尾さんがなかなか長い尺を取って流れた時には、ねぇ!だって、色んな曲に合わせて、ノリノリな伊野尾さんて、例えばMステのワイプなどで良く見ることが出来るのですが、何せワイプなんですよ。それをも可愛くて大事に編集後の録画に残しているオタクとしては、あの可愛い伊野尾さんが、全画面で見られるんですかい?!と息をのみました。

さらにはそれだけではない、一方向ではなくこの時たぶん3台くらいのカメラが伊野尾さんを中心に撮っていて画面が切り替わっても切り替わっても伊野尾さん。とうとう、そんな先までは歌詞わかんないやという様子になるまで伊野尾さんを抜き続けたんです。マルチアングルかな?これ、有償です?初回限定です?ってくらいでしたよ。Mステでああもっと!と渇望していたものが、まさかクイズ番組で叶えられるとは。

何となく、紹介のされ方といい、敗退してもこんなに度々映してくれたりして、この特番の目玉の一つとして扱ってくれているような気がして、感慨深く思いました。惜しくも、伊集院さんにタッチの差で敗退してしまった時も、「次回に期待!」とテロップ付けてくれたりして、もう伏し拝む勢いです。ドラマが終わった頃にでも、次回出演あるかなあるかなって期待してしまいますよー。


ジャニーズとクイズ番組。この4月は、デビュー前組としてクイズ番組で頭角を現し活路を開きそうな阿部亮平くん(Snow Man)、トラウマだったクイズ番組という分野への苦手意識をなくした風マリちゃんたち(SexyZone)、建築アイドルという肩書きを視聴者に印象付け、グループ還元もした上に、番組の華かのようだった可愛い伊野尾さん(自担故の偏りがある事はお許しください 笑)。そんな総括とさせていただきます。


(追記)

この後、5/2にも阿部亮平くんは「ミラクル9」というクイズ番組に出演したようです。追えていなくてすまぬ。4月、5月と地上波のゴールデンタイムに単独出演するデビュー前のJr.って考えるとかなりすごい。頑張って欲しいな、と素直に思います。


(「クイズプレゼンバラエティ Qさま! 3時間SP」2018.4.2)

(「ザ・タイムショック最強クイズ王決定戦SP 2018年春」2018.4.5)

(「SexyZoneの たった3日間で人生は変わるのか⁈」2018.4.11)