楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

一年越しの年賀状の返事。

今年こそはもう年賀状に力を入れないと決めていたのです。つまりは去年までは力を入れており、年賀状1枚ずつ、お手紙として色々コメント書いて出していました。メールやLINEで新年の挨拶はしたこともなく、向こうからも来ません。そうしたら5年くらい会っていなかった学生時代の友人から今年届いた年賀状が、去年このオタクが書いた年賀状のお返事になっていたのです。1年ぶりのお返事!IT社会とは思えない時間の流れ。彼女が、去年の年賀状を前に、一枚ずつペンを走らせているのが目に浮かびました。なのに、今年年賀状に力を入れないと決めたオタクは印刷しただけの年賀ハガキをそのまま送ってしまったのです。

なんて事だ!そして、なんでここにこんな話を書き連ねているかと言いますと、お返事がこんな内容だからです。

「毎週やっているあの番組を見ているので分かるよ。確かに、もっと小さい頃の井上瑞稀くんには我ながら似ていると思う。彼もすっかりお兄さんになってカッコよくなったね。」(要約)

井上瑞稀くんとは、もちろんHiHi Jetの瑞稀くんであり、あの番組とは少クラのことです。恐らく一年前、このオタクは「Uちゃんは知っているかどうか分からないけど、井上瑞稀くんというジャニーズJr.の子を見るたびにUちゃんを思い出します。つまりは似てるのだ。最近、そんな趣味も始めました」か何かそんなようなことを書いて送ったと思われます。彼女は、瑞稀くんの事が分かる上に少クラを見ている?? もしや、同志か?

慌てて、それはそれは久しぶりに彼女にメールを送り、結果、旧知の友人内にジャニオタを発見するに至った次第です。

犬も歩けばジャニオタに当たると言いますが(多分)、この狭い交友範囲の中ですら探せばいるものですね。さすが天下のジャニーズ。そして、彼女は嵐のFC会員でした。またも、嵐兄さん!さすが嵐兄さん!最近、身の回りでのジャニオタ発掘を楽しんでいるのですが、その程度はまちまちであるものの、一人残らず嵐ファン。や、まだ発掘数が少ないので決め付けてはいけないですが、嵐の人口膾炙ハンパないですね。そして、もっと驚いたのが、このオタクが身辺で発掘した嵐ファンの全員が、じゃあ誰のファンかって言ったら大野くんだそうなんですよ。もちろん、明確な大野担である人から、この中で誰かと言えば大野くんかなくらいの人まで、濃淡あるんですけど。メンバーは5人いるというのに偏りが凄い。このオタクはと言えば、強いて言えば相葉くん(いのちゃんがいつもお世話になってます!)、二宮くん(普段の一見シニカルな語り口と、歌とのギャップ←AinoArikaお宝音源より)かなと思っていたので、そこまで一人残らず大野くんと言われると、大野くん人気の凄さにビックリした次第です。ちねたんに「当たり前でしょ、何言ってるの」って怒られちゃいますな。

そして、新たに発掘したジャニオタの友人とは、雑誌の切り抜きを交換し合う約束をしました。他G担だからこそ出来る楽しみ。これぞ、今自分が中高生だったら放課後の教室でやりたかったことだ! もうイイオトナですが、失われた青春をやり直すかのようで、何だか楽しいぞ。そして、彼女に渡そうと「嵐、嵐…」って探していくと、もうメチャメチャ沢山ある!ピンナップや巻頭ページやらそりゃもう沢山ある。これらが喜ばれて彼女の手元に行くと思うと、このオタクの散財も浮かばれるってもんです。あぁ、交換し合う時にはお互いきゃーきゃー言いたい。言いたいけど、お互いきゃーきゃー言う性格ではないので(心の中では熱くぎゃー!と叫んでいるが、照れにより冷静を装いがち)、地味に渡し合うような気もします 笑。ただ何となくジャニオタを続けていると、心の中の「きゃー♡」を表に出しやすくなるのではないかとも思うのです。今後はなるべく出していきたい(その方が楽しいから)。ジャニオタという趣味は、このオタクの性格というか行動様式改善に繋がっていくのではという期待。

ちなみに、それはほんの少し実現していると思うのです。というのも、先日、友人のEちゃん(やはり、未だ沼に落とせず)と、コンサートに行ったのです。海外のミュージカルアクターが、ミュージカルの名曲を披露してくれるという、誘われなければ行くことも思いつかないコンサートです。これがまあ、アリーナセンステから7列目の通路脇という神席で(コンサートホールです 笑。覚え立ての言葉をムリに使っています)、演者と30センチの距離??てな瞬間もあり、これがもしJUMPだったらあの日が命日と言っても差支えなかった。演者全員外国の方でノリが良く、アンコールでは「オンガクーダイスキー!  オンガクー?」などという場面が。これはもちろんC&Rな訳で、すかさず、声を限りに「大好きー!」と返せたのですが、これがジャニオタになる前の自分だったら、これほどテンポ良く声も大きく返せたかというと、全く自信がありません。え?そんな簡単なことが?と思われると思いますが、案外出来ないものです。ジャニオタを始めとしたオタ界隈の人々は、例え初めての現場であろうとも、その場のノリに合わせて、声を出したりするスキルが身についているのでは、と思うのです。ワタシなどはまだ、ほんの僅かJUMPのドーム公演に参加したことがあるに過ぎないのですが、それでもその経験が早速ここで生きていることを確信しました。さらに、このコンサートでは、演者へのサプライズと言って、客席にこっそりミニサイリウムが配られ、アンコール曲ではこれを振ってください、と指示があったのですが、もちろんこれも楽しく振ることが出来ました。やっぱり、ミュージカルソングのコンサートに来るお客さんて、多くはサイリウムだのペンライトだのに縁がないんですよ。客席に戸惑いも見られる中、楽しく光り物を振って参加出来たのは、一重にJUMPのおかげと言ってもいいです。JUMPコンで学んだのは、「客席の様子を見てなるべく周りの雰囲気から逸脱しないようにしつつ、声を出すときは出し、ペンライトは自分の席幅の範囲内で振りまくり、踊れる時は踊る!と楽しい」だったのですが、これは他でも同じ訳で、ジャニオタになったおかげで、全くジャンルの違うコンサートでも、より楽しめるようになったと言えるかと。

こじつけみたいでしょうか。いや、このオタクかなり本気で思っています。多分、ジャニオタマインドで臨めば、歌舞伎も寄席もディズニーのショーも映画の応援上映、プロレス観戦であろうとも、より楽しめるのではないかと。

ほんの僅か、ジャニオタっぽさを身に付けた気がするだけで全くまだまだではありますが、ジャニオタであることで、新年早々旧友との親交が深まり、別ジャンルのコンサートもより楽しめました、という話でした。つまりは、ジャニオタのススメ、なのかな。