楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

それが「UNION」。

「UNION」のことは勿論知っていました。だって「JUMPing CARnival」のDVDに収録されていますものね。このオタクがJUMP関連で一番最初にお買い物したのが、このDVDでした。その時は、「Viva! 9'SOUL」目当てだったなぁー。「UNION」の最初の印象は、「大ちゃん変わった帽子被ってるなぁ」でした。あ、スマホ投げないでください!画面割れたら大変ですよ! 光くんが「薮に歌わせたい」って、ボーカルのメインが薮くんになるようにした話も聞いていましたし、このDVDにもロックスターのようにマイクスタンドを操り、アンプに足を掛けてカッコ良く歌い上げる薮くんが収録されていました。でも、このオタクの中で、薮くんといったら「スクランブル」での「いつも自分で踵を上げたね」だし、「TOY」での「零れ落ちた君の涙の訳は誰も知らないのさ」なんですよ。そんなオタクが、「ペットショップラブモーション」目的で購入した「JUMPing CAR(初回限定盤2)」。JUMQ負け知らずの薮くん属するユニット曲「UNION」のMVが流れ出すと。もう、もうね。「嘘、こんな凄いものがどうして世に広まってないの。なぜ、限定されているの。どうして、発売当時に即予約して初回限定盤を手に入れたファンか、後から大枚積んでまでも購入したオタクの目にしか届かないところにこれがあるの。」って、まあこれは落ち着いて後からくる感想ですね。

うわ!見下ろされた今。今、精神的に撃ち抜かれた! ぐ、ぐ。いや生きてる生きてる。まだ来る、うわ、死ぬ、死んだ? 目から、耳から、凄まじい勢いで薮様からエクスプロージョン アタック的な何か(考えるな、感じて)が放出されて、その場から一歩も動けずただただひれ伏すしかない、みたいなことになります。薮くんが「帝王」と呼ばれたり、このオタクが「薮くんの目に魔力が宿っていたので、思わず写真買ってしまった(於ジャニショ)」などとアホなことを抜かしたりしているように、薮くんには見るものを圧倒させる強力な何かがあるのですが、それが如何なく放出されているんです。

「目と目が合った時に滾る想いは、That's UNION」。

薮様と目を合わせたら、終わりです。もし、この瞬間にウチワに何か書いて掲げることが出来るなら書きたい言葉は「治国して!」あぁ、国治められたい。人頭税でも何でも納めます!みたいな気持ちになるよ。馬上から帝王が一睨みしたら、悪しき者どもが瞬く間に石化して欲しい。


ここまで、朝の通勤時間に書きまして、さあ続きをと帰りの電車でテキストアプリ開いてビックリしました。…この人大丈夫? 笑。多分、多分大丈夫だと思います 笑。ただ、またこれから「UNION」を耳から流し込みながら続きを書きますので、じきに脳みそ溶けた状態になります、それはもうご容赦頂きたい。


「UNION」はですね、ぜひ、歌詞を見ながら聴いて頂きたいと思います(MVが目の前にある時は別、画面から目を逸らすのはもったいない) この曲の歌詞は、自分が歌ったりラップを刻む箇所をそれぞれが書いているというのは有名な話ですが、そうなると歌詞の内容を噛み締めながらさらにこれは薮くん自身の言葉、光くんの、大ちゃんの、となる訳です。光くんの「心と心の等差」「欣快は流した汗と涙」なんて、すごく光くんらしい言葉使いだし、あっと言う間に書き上げたという話でもあって、おバカキャラがビジネスおバカじゃないとしたら、ビリーミリガン並みの多重人格ぶりですが(人格が変わると出来ることも変わるという)、音だけでなくぜひこの光くんのリリックを字の連なりでも見て感じて欲しいものです。もし光くんを中心に据えてMV作るなら、詞の漢字を画面に散りばめ流して、音とピタッピタッとはめていきたいものですね。

大ちゃんも「準備よろしい?」って、ラップ詞にしたら丁寧な言葉遣いなんですけど、この言葉選びこそ有岡大貴らしい。ですし、一見、韻を踏んでいないように見える次の「狼煙」にすんなり呼応しているところがいい。褒めたい。あと、ちょっと話逸れますけど、大ちゃんてラッパーとしては声が可愛いですよね。いわゆるラッパーとしては異質かなと思っていたのですが、まあこのオタクの耳がアホ耳だと思ってもらっていいです。スチャダラパー聴いているとちょいちょいあれ大ちゃんぽい声がするなってなるんですよ。ちょっと、賛同得られないと思うんで小さい声で言いますけど、BOSEさんの声って少しだけほんとに少しだけ大ちゃんぽい。BOSEさんのラップもどちらかというとドスの効いた感じではないのでね。大ちゃんがこれからラップの修行を積んでいくとしたら、目標の一つにBOSEさんをおくのはどうかと思った次第です。例えば、同じスチャダラでもANIさんみたいに出来るかって言ったらムリだと思いますしね。

さて、薮くんの詞です。薮くんの詞は捻らないんです。だけれどファンを泣かせるんです。この「UNION」というタイトルにもっとも添っているのが薮くんの歌詞で、「両隣から流れるメロディに、木霊するように、声を枯らして進むんだ」。両隣とはもちろん光くんと大ちゃんでしょう。JUMP内でもちろん薮くんがリーダーではないのは知っています(リーダー制を採っていないので)。でも、この瞬間、二人を率いて前へ前へ進む王のような存在をビリビリと感じます。一人で進むのではない、結び付いた(UNION)皆で進むのだと。そして、「霞んでいく目の前 絶望に屈する前に 導かれるように声を出せ」「悲しいほど狂おしいほど 誰かに届くように」なんて、すみません、これモチーフにして脚本(ホン)書いて誰か舞台に上げて貰えませんかね、って気持ちになります。狂おしく叫んでいる役者を板の上で観たくないですか。霞んでいく目の前に絶望しそうになりながら、力を振り絞るんですよ。導かれるように。

このようについつい熱くなってしまいますが、この曲は最後にクライマックスがやってきます。

「呼応する」

「音が」

「That's  "UNION"」

ここの「呼応する」という歌詞が、まさに呼応しあうように、「呼応する」「呼応する」「呼応する」と重なって「音がThat's  "UNION"」と締まる訳です。誰だこの歌詞書いたの。あ、薮くんか。どうですか、震えない?

そして、この初回限定DVDの凄いところは、「UNION」が、MV、そのメイキング、そのレコーディング風景と3パターンで見ることが出来るというところです。MVでさんざっぱら薮くんに睥睨され魂抜けた後にまたメイキング、そしてレコーディング。滅多うちですよ。話まだ長くなるんですけどいいですか。なるべく手短にします。

メイキングで、薮くんが歌っているところ。カメラモニタの画像も同時に映しているんです。だから2人の薮くんが同時に見えるんですが、これがメイキングカメラに映る薮くんと、カメラモニタの中の薮くんが、同じなのに違うんです。モニタの中の薮くんの方が強烈に魅力を放っている。どういうことか。オタクは考えました。MVを撮影しているのだから、MV側に良い画が撮れるように顔の向きから視線から全て薮くんがコントロールしているのだと。いや、プロだからね。当然ではある。だけどやっぱり凄いと思うんです。そして、敢えてその2つが良く見えるようにメイキングが撮影されているのは、「これを見ろ!これが薮宏太だ」と、制作スタッフさんも考えたからではないか。なぜなら、光くんは水太郎(ベース)を弾く手元がちゃんと見えるように、また武術のように足を高く蹴り上げた姿が綺麗に見えるように撮られており、大ちゃんは、スタッフさんと会話し、確認しながら動きを付け、終わり際にはニコリとお辞儀をして去るところが映っているのです。あと、大ちゃんはレコーディングで歌が終わった瞬間に両手を上げて「イェーイ!」って叫んでいて本当に可愛かったですね。

そして、やはり注目すべきは、光くんが薮くんをメインボーカルに据えた経緯を語っているところです。「薮を歌わせたい」「舞台を観に行って…最近の薮の声って大人の色気が出てきたじゃん」「薮をボーカルで凄く立たせたいというのがあって」。


そうして出来た「UNION」です。

この2015年のユニット曲は、

光くんは薮くんをプロデュースした。

いのちゃんは髙木くんをプロデュースした。そして、圭人くんも山田くんをプロデュースしたと言えるのではないでしょうか。圭人くんと山田くんの話は、書けたら先日のうるじゃんに絡めて書きたいなと思っています。


この初回限定盤は、手に入れて良かったと本当に思いました。でも、勿論発売当時に定価で制作元にお金入る形で買いたかったですね。時間は巻き戻らないので。初回限定盤には皆さんどうぞ後悔のないよう。


(追記)

今日、新シングルのMVがお披露目されましたが、期待以上で嬉しいです。これ、ラジオで公開された時はそんなにピンと来なかったんですが、これは楽しそうだ!A.Y.T.も、気を衒わずいい曲でした。あと、相変わらずみんなでワイワイしているのもいいですね。いのちゃんが元気そうでそれも伊野尾担として嬉しいポイントの一つ。やっぱり、JUMPと自担が楽しそうなのが、オタクの幸せの元です。