楽しけり

新規が伊野尾沼で右往左往しています

衝撃を受けた話に辿り着く前にまず「ペットショップラブモーション」。

きっかけは「ペットショップラブモーション」でした。何となく気分の晴れない日、手元のスマホで動画などを何となく、本当に何となく見ていました。未だに、パソコンで録音したらじらーをスマホに移して聴く良い方法に辿り着いていないオタクは、家で作業しながら聴く過去のらじらーは某ネットサイトに上げてもらうものに頼ってます。全国放送ではない「マルコポロリ」などもこれにお世話になりました(ところでポロリでの伊野尾さん、これ事務所的にOKなんですね 笑。「おっさん芸人たぶらかすんのやめて 笑」と法律相談所で言われてましたが、これは確かに誑かしてます 笑)そうしたら、たまたま見たファンの方が編集した動画のBGMが「ペトラ」だった訳です。それを聴いていたら、ふと肩に入っていた力がすーっと抜け、何となく楽しい気持ちになったのですね。元々もちろん「ペットショップラブモーション」は大好きなのですが、手元にあるのはいわゆる「車魂」こと「JUMPing CARnival」のライブDVDに収録されているものなので、卒倒もののしっぽフリフリなどが見られる反面、2番は聴くことが出来ない訳です。しかし、一部のオタクの間では別名「合法ドラッグ」とまで言われているこの曲は強い。こんなふとした心の隙間に巧妙に入り込み完全に丸々一曲聴きたい、という欲望が高まってきてしまいました。なら、聴けばいいのでは?誰も止めないよ?おっしゃる通りです。だが、しかし「初回限定」なんです、これは!後からファンになったものに立ち塞がる「初回限定」。今回のベストアルバムにも、ユニット曲は一切入りませんよね。ユニット曲は「初回限定」のみ! この新規に厳しいシステム。個人的なこだわりなんですけど、特にJUMPに関しては、製作元や発行元に利益がもたらされる形でしか、お金を払いたくないという気持ちがあります。が、遡って過去の「初回限定」ものを手に入れようと思ったら、もうそれは出来ない訳です。ここにお金払っても、次の作品制作に一切貢献しない虚しさよ。さらに、CDやDVDの全種買い当然、雑誌全買い上等などの浪費極めたオタクに言われたくないかもしれませんが、送料すらもったいないと思うタチなので、制作元に貢献する訳でもないプレミア価格で購入するなんてそれはもうもったいなくて仕方ない訳です。

そんな考えをアッサリ覆して、とうとうプレミア価格でポチらせた「ペトラ」さんヤバイね。しかも来月には、新シングルもベストアルバムも発売されるという時期です。何故今なのか 笑。でも、買わずにいられなかったんですね。

さてこれ、購入してからすごいなと思ったのですが、伊野尾さん、メイキングで話している時は大人で男性なんですよ。かわい子ちゃんでも何でもなくて。そして、この稀代の問題作のプロデュースにガッツリ関わっているのが伊野尾さんだったことも分かります。なのに、一転、歌になった途端、世間で散々言われているところのキャラメルボイスで甘く「ニャアニャア♡」歌っている。あの猫ちゃん衣装でなく、先ほどまでと同じモノクロのニットを着て見た目は変わらないのに、滅茶滅茶可愛く歌っている姿を見たら改めて「この人スゲェな」と思わざるをえません。さらにまた、今更なことを言いますと、2番を静かなところでイヤホンして聴くと、歌い始めの「ニャア」は飛び切り可愛らしく甘く歌い、そのまま歌いながら「泣き止むまでダメ」と急に尻上がりに甘ふわから男性に変貌していき、「離さない」では完全に可愛らしいペットなんかではなくなっている様子に震えます。何、この表現力。可愛い可愛いと思っていたら想像以上に男性でギャップにやられるって、ああ確かにそれがJUMPであり、伊野尾さんでした。これだ、これだ。

そして、元々その魅力はライブDVDですでにバレバレな髙木くんワンコ。絶対大型のカッコいい犬種だよね。「どーせ俺なんて誰も見ちゃいねーし」「でも俺じゃダメですか?」「どーした?なんか元気なくね?朝まで付き合ってやんよ」って、これ、髙木くん当て書きの歌詞としか思えません。そして、メイキング見たらワンコ扮装していなくても、この歌詞があまりにぴったり過ぎて、ねぇ、どうしよう。髙木くんの髪って元々本当にサラサラで寝癖も手で撫でたら直るくらいなんだよね、などとどーでもいいこと考えながらただただレコーディング中の髙木ワンコに吸い寄せられます。プロデューサー伊野尾が、声だけ可愛らしく変貌してみせていて思わず震える映像から一転、もうこれは髙木くんそのままだねぇ、とキュンとする映像になる訳です。

じゃあネズミちゃんとウサギちゃんはどーした、となりますよね。裕翔くんと知念くんの話もメイキングで聞いてみたかったところです。リリース当時発行された雑誌では何か話しているのかもしれませんね。今となってはこのオタクには分からないので、むしろライブDVDの印象の方が大きくなってしまうのですが、ちねたんネズミは意外とただ可愛らしいだけではなく、腹に一物ありそうなネズミちゃんに見えるんですね。なのに、真っ先に飼われていく構図になっています。誰だこの筋書きにしたの!そして、ひたすらカワイイだけにしようと思えば出来たのに、表情の付け方で実はこの子賢くて色々考えているよみたいな含ませ方をしたちねたんに脱帽です。ネコは明らかに見るものをたぶらかしにかかってきますし、ワンコは切なさも滲ませてどーしよう。何というか、「ペトラ」って、これが好きだと白状するのは社会人としての立場を失いそうな、性癖バレバレなようなそんな作品ですよね。そんな中で、ひときわ元気なウサギちゃんがいます。ウサギちゃんと言えば、この動物たちの中ではもっともセクシーな意味合いを持つ動物。バニーガールしかり、米国PLAYBOY誌のマークがウサギの横顔であるのも良い例です。なのに、このウサギちゃんときたら、腕をぶんぶん振ったりして元気いっぱいな男の子のようなんですよ。安心して、カワイイーって応援できる存在。裕翔くんは役者班なので、やろうと思えばセクシーなウサギちゃんも出来たと思います。ここでバランス取ったのかもしれませんね。一応テーマは、ペットショップの動物たちのはずなのに、殆ど「きみはペット」のモモ状態なところを、裕翔くんがちゃんと動物のウサギさんやってくれて何とかペットショップになっているという。ライブでは、雄也ワンコのセクシーボイスにやられる裕翔くんウサギの図もあるにはありましたけど 笑。

しかし、「ペットショップラブモーション」のヤバさは、知ってたと言えば知っていました。この記事を書こうと思ったのはそれではなくて、「UNION」だったんです。前置きが大変長くなってしまったので、稿を分けますね。