ぼくのりりっくのぼうよみと伊野尾慧。
先日、「らじらー」大ちゃん回のせいで、ぼくのりりっくのぼうよみ(以下、ぼくりり)にどハマりなどと、言っていましたが、少し掘り始めたらチラチラと伊野尾慧との共通点があったりもして震えています。そもそも、伊野尾さんのことを何も知らず、歌ったりする人だよ、と聞いたとして。伊野尾さんが歌っていそうな音楽の雰囲気にドンピシャなんです。良く下北沢にいそうなバンドマンに見えるとも言われていますが、つまりは見た目がサブカル風。そんな伊野尾さんが歌っていそうだなって感想…薄っぺらくてすみません。そんなことは置いておいて。
以下、ぼくりりさんインタビュー記事からの抜粋です。
◇ぼくりり:(歌詞について話しながら。略〜)「山手線」だとか、「コーヒー」だとか、固有名詞は少ないです。(略)限定されてしまうのが嫌なんですね。「新宿の」って書くと、新宿で起きた話と限定されてしまう。とにかく具体的にしたくないんです。
◇(〜となると、誰かに対して怒るとか自分が感情をむき出しにすることが少ないんじゃないですか。)
ぼくりり:確かにそんなに怒りはしないですね。「ああ、この人はこういう人なんだ」と諦めているところがあります。自分が何かをすることで、他の人がガラッと変わるビジョンが見えないというか。
◇(受験勉強について)
ぼくりり:(略〜)だから、蹴落とすとかじゃなく、「この人は僕より勉強したんだなあ。すごい」みたいな感じです。…それよりもモテたいですね。
◇(普段、学校の中ではどんな存在ですか?)
ぼくりり:どうなんだろう…何考えてるのかわからないってよく言われますね。僕はそんなに違わないと思うんですけど。
◇ぼくりり:何かひとつで失敗しても大丈夫なようにしておきたいというか。ひとつのことに縛られたくないし、新しいことへのハードルは自分の中で低くしておきたいんです。「どうせ自分にはできない」じゃなく、「実はやってみたらできる」ってこと、ありますよね。とはいえ、あまり何かに一生懸命になったことがないんですけれど…。
◇ぼくりり:どう受け取っても構わない、とても自由です。とにかくあまり、他人をどうこうしようとは思ってないんです。自由に受け取って欲しいな、と思います。
どうでしょうか。もちろん、そっくりとまでは思いません。最近ハマったアーティストのインタビュー読んだら、なんだか、ちょいちょい伊野尾さんぽいんですけど、と言ったところでしょうか。いや、でも想像以上にこのオタクが頭の中で転がしている伊野尾慧像に沿うものがあってちょっとゾッとしたことは確かです。しかも、そんなところが好きと思って自担になっている訳でもなんでもないんですよ。伊野尾さんが自分に関わる具体性を帯びたものは極力見せないようにすることは有名ですが、別にそこが好きなところでも何でもない。ぼくりりさんにも同じことが言えて、例えば具体的な地名が入った歌詞なんて、情景が思い浮かぶようで大好き(歌舞伎町、紀尾井町、溜池山王→椎名林檎、東京事変)なんで、「具体的」、いいじゃないかと非常に思います。というように、思いもよらぬ、とはいえ些細な共通点を見つけて正直途方に暮れています。面倒くさい箱を開けてしまった感じがします。得体の知れないモヤモヤは、文章化することで整理されるのではないかと思ったのですが、そうでもなかった。無理やり例えるとしたら、元彼と今の彼氏が嘘をつくときに必ずする仕草が一緒なのに気がついてゾッとした後に訪れる諦念、みたいな感じですかね。かなり無理やりなんで、聞き流してやってください。この記事を読んでくださった方。何気なくこのページを開いたらこんなことになっていて申し訳ないです。
最後にせめて具体性のあることを、少し。先週の「関ジャム」で、ぼくりりとエイト兄さんたちがセッションしていました。そして、間もなく公開される映画「3月のライオン」前編の主題歌も担当しています。(「Be Noble」)
これは、ぼくりりさん、キテるんじゃないでしょうか。らじらーのリクエスト、バカになりませんね。
(引用)
「変幻自在に言葉を操る、ぼくのりりっくのぼうよみという名の17歳」2015/12/15
http://www.cinra.net/interview/201512-bokunolyricnobouyomi
「ぼくのりりっくのぼうよみに質問攻め。でも何度もはぐらかされる」2016/07/19